仕事に集中していたり、パソコンに向かっている時など、自然と背中が曲がっている自分に気づくことがあるかもしれません。
悪い姿勢は、肩こりや頭痛などの原因になるだけでなく、周囲にもマイナスの印象を与えてしまいます。
ここではスマートな立ち姿、そして集中力が高まるだけでなく、周りから好印象を持たれるデスクへの向かい方について考えます。
立っている時の基本姿勢
立ち姿の美しい女性は、誰からも好感をもたれます。
美しい立ち方は、頭のてっぺんを引っ張られているようなイメージを意識すると良いと言われます。
軽くあごを引き、腹筋に程よく力を入れ、胸を張ります。
手は女性の場合、前で軽く合わせます。足は膝が付くように揃え、頭のてっぺんから爪先までが一直線になるように立ちます。
お客様を待っていたり、エレベーターを待っている時など、立っている間が長くなると、片方の足に重心を傾けてしまったり、足元をクロスしてしまう人がいますが、それは自分ではそのつもりはなくても、面倒臭そうにしているような印象を与えてしまう場合があります。
そういう時こそ、誰かに見られていることを意識してしっかり立ちましょう。
▼立ち方や歩き方だけでなく美しい所作を身につけましょう。

疲れてきたら、数本歩くだけである程度リセットできます。
靴のヒールが高すぎると姿勢を崩す原因になり、長く立っていられません。この点も注意しましょう。
デスクワークで座っている時の基本姿勢
デスクワークの姿勢で大切なのは、デスクの高さに合わせて椅子の高さを調節することです。
椅子が低すぎても高過ぎても猫背になってしまいます。自分の体格に合わせてちょうど良い位置にしましょう。
キーボードに手をおく時の基本は、手首を浮かせることです。手首をついてしまうと、キーは打ちにくく、さらに姿勢は崩れ疲労の原因になります。
パソコンを覚える時、最初は皆ブラインドタッチを苦労して習得するのでは無いでしょうか。
同じように、キーボードを打つ手の位置や基本姿勢も、正しく身につける努力をすることが大切です。それはいつからでもできます。
慣れてきたら意識せずにできるようになりますし、仕事の捗りかたや疲労の具合が変わってきます。
ディスプレイの位置を調節することも重要です。自分の視力や体格を考えて、見やすい位置にディスプレイをおくことで、無理な姿勢を避けることができます。
デスクワークで正しい姿勢で座ると、背中は背もたれにはつきません。座面には深めに座りましょう。手は軽く膝の上で重ねます。
また、自分のデスクであっても足を組むのは良くありません。見た目が悪いだけでなく、姿勢が崩れ逆に疲れやすくなります。
姿勢を整えると近づきやすい印象に
正しい姿勢が身につくと、自然と視線は前に向きます。
一方、猫背の人は無意識に伏し目がちになるものです。視線が前を向いていると、遠くからでもお客様や社員の顔を認識することができ、挨拶や微笑みといった好印象を与える行動を素早く取ることができます。
そうすると自然に好印象を与えるのはいうまでもありません。
姿勢をよくするだけで、親しみやすく近づきやすいイメージを作ることができるのです。
ストレッチや深呼吸でリフレッシュする
正しい姿勢が大事と言っても、長時間同じ姿勢でいるのは辛いことです。
時には、座ったまま左右に腰をひねったり、立ち上がって少し歩いたりして、リフレッシュすることができます。
集中していたり、時間に追われていると、自然と呼吸が浅くなるものです。深呼吸をするのも良いでしょう。
他には、足の指を動かしたり、手の両指を交互に組んで動かすのもリフレッシュに繋がります。
長時間同じ姿勢でいると、特に夕方頃になれば、体のむくみも気になります。
このようなストレッチや深呼吸をする、心の余裕も必要です。
まとめ
美しい姿勢は、身だしなみと同じほど大切です。
ファッションやスキンケアなど、好印象を手に入れるための様々な努力が、美しい姿勢によって一気に開花するのです。
素敵な人はみんな姿勢が良いのでは無いでしょうか。
立つにしても座るにしても、基本姿勢を意識して身につける努力をし、疲れてきたらリフレッシュする方法を自分なりに考えて、習慣づけましょう。
美しい姿勢は、美しい立ち居振る舞いにも繋がります。

