「顔と名前が一致した」という言葉を聞くことがあります。顔は名前と同じように、個人を印象付けます。
顔立ちの根本を変えることは簡単にはできませんが、人に与える印象は良くも悪くも自分で変えることができます。
ここでは、ツヤのある肌と自分に合ったナチュラルメイクで社会人として好印象を与える方法について考えます。
ツヤのある肌を作るには
肌の色は人それぞれです。子供の頃からソバカスやホクロが多いという人や、表情ジワがあるという人もいますが、美しい肌のポイントは何といっても“ツヤ”です。
ツヤのある肌の人は、社会人として周囲に爽やかで明るい印象を与えます。
ではどうすればツヤのある肌になれるか、その方法を考えましょう。
肌にツヤを与えるために、一番大切なのは保湿です。水分不足の肌は乾燥しがちなので、どんな化粧水にしても毎回たっぷりと使い、しっかり保湿しましょう。
また、保湿するためにはきちんと洗顔することも重要です。顔は、皮脂やホコリで覆われています。
メイクをしていれば、汚れをしっかり落とすことで、化粧水が浸透しやすい肌に整えることができます。
使う種類や方法は様々ですが、しっかり洗顔し、たっぷり保湿すれば、肌の新陳代謝を高め肌にツヤを出すことができます。
また、軽いマッサージをこまめに行って血行を良くすることも美肌に繋がります。
インターネットの特集サイトなどを参考に、週に一度はマッサージをしましょう。
最近は、美顔ローラーや、シートマスクなどもたくさん販売されているので、それらを活用するのも良いかもしれません。
健康な肌は健康的な生活から生まれます。タバコや過度の飲酒を避け、良い睡眠とバランスの取れた食事を心がけましょう。
自分に合ったベースメイク
メイクは、足し算ではなく引き算と言われます。つまり、“塗りすぎない”ということです。
メイクした場所は、上手にぼかすことで引き算メイクをすることができます。
まずベースメイクはしっかりと保湿した肌に行います。保湿により、メイク乗りがよくなり、少ない量のファンデーションで肌を仕上げることができます。
チークは、頬の一番高い位置が基本と言われていますが、顔の形によって入れる位置も異なってきます。
例えば面長の顔は、頬の真ん中より少し下に横広に入れて、優しい印象にします。
丸顔は、頬の高い位置から斜め上に入れることでシャープに見せます。
ベース型の顔は、頬の真ん中にふんわり丸く入れることで、柔らかい印象を与えます。
このようにチークを入れる位置を工夫することで与える印象を操作することができます。
また、チークの色味も、ベージュやオレンジは肌馴染みが良くナチュラルに仕上がります。少し華やかに見せたい場所では、ピンクを薄く入れると、普段と違った印象を作ることができます。
チークは重ねて入れることで濃くなるので、鏡で顔全体をチェックしながら、濃くなりすぎないように注意しましょう。
流行にとらわれない眉
眉には流行りがあります。その時代の有名人の眉を真似する人が多いからです。
結論から言うと、細すぎる眉や太すぎる眉は社会人としてNGです。長さについては、眉の始まりは目頭の上、終わりは小鼻と目尻を結んだ延長線上が基本と言われています。
また太さについては、ペンシルなどでナチュラルなラインを描き、そこからはみ出した毛を整えることで上手に仕上げることができます。
ペンシルの色は、髪の色に合わせるとナチュラルに仕上がります。髪と同じで明るすぎず控えめな色にします。
アイメイクは大切
アイメイクをするかしないかで、印象は大きく変わります。
ファンデーションを塗ったり、眉を整えたりするので、何もしていないと目元は少し寂しい仕上がりになってしまいます。
そこで、ブラウンやベージュなどのアイシャドウを控えめながらも瞼に足すことで、目元にイキイキとした印象をプラスすることができます。
アイシャドウを使う際も、薄めにグラデーションをつけることでナチュラルな仕上がりになります。
書類を見るときなどは伏し目がちになりますが、そこでキレイに揃ったまつ毛や、薄く引かれたアイラインが引き立ち、社会人として好印象を与えます。
潤ったナチュラルな口元
口紅は、色選びだけを重視して簡単に済ませてしまいがちですが、他のパーツよりも動きが出あり、目を引きがちなので、丁寧に仕上げる必要があります。
まず色味は、派手な色を避け自分の肌の色に合ったナチュラルなものを選びます。
ベージュが入ったピンクやオレンジは肌馴染みが良いかもしれません。マットな派手な赤や、ブラウン、逆に色を押さえすぎても健康的ではありません。
あくまで唇は、血色の良さを強調するために健康的に仕上げます。
最近はツヤを出すためにグロスを使ったり、ラメやパール色の口紅もありますが、唇を過度に強調するメイクも社会人としてビジネスの場ではふさわしくありません。適度なツヤを出すことが重要です。
メイク直しの頻度とマナー
メイク直しの頻度は、それぞれの肌質にもよります。
油分の多い肌の人は、頻繁にテカリを抑える必要があるかもしれません。時々、鏡でチェックしましょう。
メイク直しのたびにファンデーションを塗ると、自然と厚みが増し、他のメイクが埋もれてしまうことがあります。
テカリをティッシュで取り、メイク直し用のパウダーを軽く上から叩く程度で済ませた方が良いでしょう。
頻繁にメイク直しをしていると、終業時刻には信じられないほど厚塗りメイクになっているかもしれませんので注意してください。
どこでメイク直しをするかも社会人として、女性として重要です。もちろんオフィス内の自分のデスクではNGです。
電車などの公共交通機関でのメイク直しも良くありません。メイク直しは適度に、ロッカールームや化粧室で行いましょう。
まとめ
社会人として自分に合ったナチュラルメイクができたなら、自分が一番輝く表情も作ってみましょう。
鏡を見ながら、笑顔を作ります。さらに真顔もチェックします。
何かに集中している時や、笑顔でない時に口角が下がってしまうことがあります。
特に笑顔でなくても、嬉しいことがなくても、口角は常に少し上がっていた方が好印象を与えます。
口角は自然と下がってくるので、常に意識しておきましょう。
表情筋を鍛えるストレッチなども考案されているので、本やインターネットの記事などを参考にすると良いでしょう。
社会人の女性にとってメイクは身だしなみの一つです。
どんなに美しい顔立ちでもノーメイクの人には安心感や好印象は持てないものです。
自分に合ったスキンケアとメイクで、なりたい顔になりましょう。メイクが決まれば、自然と仕事にも自信がつくものです。