信頼を築く身だしなみ

お辞儀の種類って?!基本パターンで対応する違和感がない使い分け方法

ホテルマンのようなサービスのプロは、美しいお辞儀を常に心がけ、さらにシーンによって3つの種類、「会釈」「敬礼」「最敬礼」を使い分けています。

その場に一番適したお辞儀を美しく実践できる人は、サービス業でなくても一目置かれる存在となるでしょう。

ここでは、お辞儀の正しい使い分けと、実践のポイントについて考えます。

お辞儀の基本姿勢

まずお辞儀をする前に相手の目を見ます。そして、背中を伸ばし、首を曲げずに体を前に倒します。

女性の場合は手を前で軽く合わせ、指先は揃えましょう。体を起こす時は、体を倒す時よりも時間をかけます。

そして最後に相手の目を見ます。表情は笑顔、もしくは広角を上げます。

そのお辞儀の意味、相手に対する「敬意」や「感謝」が伝わるように心がけましょう。

会釈

会釈は3種類の中で一番軽いお辞儀です。体は15度ほど傾けます。

シーンとしては、社内で人とすれ違う時、出勤時や退勤時の挨拶、書類など業務で借りたものを返す時などに適しているかもしれません。

基本的にお辞儀は、先に挨拶やお礼などを述べてから行いますが、会釈は言葉を述べながら言っても良いでしょう。

敬礼

お客様を迎える時や見送る時のお辞儀です。体は30度ほど傾けます。

この場合は、「いらっしゃいませ。」や「ありがとうございました。」と先に述べてから、丁寧にお辞儀をします。

他にも、お茶を出すため応接室や会議室に入る時、上司や役員の個室に入る時などが、敬礼に適したシーンと言えるかもしれません。

この場合、会釈でも良いこともあります。

最敬礼

深い感謝の言葉を述べる時や、謝罪をする時のお辞儀です。体は45度ほど傾けます。

何か頼みごとをしたり、謝ったりする時に「頭を下げる」と言いますが、最敬礼はまさにその言葉が当てはまるでしょう。心からの感謝や謝罪は、最敬礼から始まります。

謝罪の場合、表情には本当に申し訳ないという気持ちが表れているべきです。

緊迫したシーンであれば、型通りではなく「申し訳ございません。」と言いながら一刻も早く頭を下げる(体を傾ける)方が、気持ちが伝わるかもしれません。

お辞儀の使い分け

お辞儀の使い分けを判断する時には、3種類のうちどのお辞儀だと“やり過ぎ”かを考えるのが役立つかもしれません。

出勤時、同期の同僚に挨拶するのに敬礼というのは、いささか大げさに感じます。

会議室にお茶を出すためだけに入るのに最敬礼というのも、逆に出席者の注意を逸らしてしまうかもしれません。

このように、ふさわしいお辞儀はどれかを選ぶ時には、ここまですると逆に不自然に映るかも・・・というお辞儀の一歩手前にしておくのも良い方法です。

また、敬礼すべき相手でも、その場の空気を読んで会釈で済ませる方が良い場合もあります。

例えば、何かトラブルが発生したのか、先輩や上司が緊迫した表情で通り過ぎようとしている時には、「お疲れ様です!」と言って敬礼するより、廊下の端に寄って道を譲り、軽く会釈して通り過ぎるのを待つ方がスマートな対応と言えるでしょう。

取り込んでいて、明らかに忙しそうにしている人に対しても、敢えて言葉を述べず軽い会釈をして通り過ぎた方が良い場合もあるかもしれません。

このように、その場の状況を察し、上手に使い分けることも大切です。

自己紹介にお辞儀を取り入れる

自己紹介をする時には、まず笑顔でお辞儀をします。この場合は、敬礼が良いでしょう。

そして「私、○○部の○○と申します。」と名乗ります。

この後、「○○様にはいつもお世話になっております。」とか「○○様のお話は(お名前は)かねがね・・・」など短めに挨拶をします。

最後に、「今後とも(本日は)どうぞよろしくお願いいたします。」と述べて、もう一度お辞儀をします。

自己紹介を、美しいお辞儀で始め、お辞儀で終わることで好印象を与えることができるでしょう。

まとめ

日本人にとってお辞儀は長く受け継がれている伝統でもあります。

そのため、お辞儀が上手な人は、好感を持たれます。相手に、落ち着いていて信頼できる人という印象を与えるのです。

一方、お辞儀の姿勢が悪く、使い分けもできない人は、礼儀が分かっていない常識の無い人と見られてしまい、大切な仕事を任せることに関して、相手を不安にさせてしまうかもしれません。

美しく丁寧なお辞儀の作法を身につけるとともに、状況や相手によって上手に使い分けて、礼儀正しく状況をよくわきまえた人という印象を残しましょう。